初日舞台挨拶

2012.08.25

本日、ついに公開を迎えました映画「闇金ウシジマくん」。
新宿バルト9にて初日舞台挨拶が行われ、山田孝之さん、林遣都さん、崎本大海さん、やべきょうすけさん
出演者と山口監督が登壇しました!

和やかなムードで進む中、ウシジマの役作りについては「ウシジマというキャラクターの捉え方は人それぞれだし、あまり提示しない事こそ、ウシジマの魅力だとも思っています。人というか物体がそこにある感じで演じていました。」という山田さん。
独自のキャラクター作りを明かした。

一方、野心に燃え必死で金をつかみ取ろうとする、純を演じた林さんは「自分とはかけ離れていたので、ふりきってやらなければと臨みました。(周囲からは)孝之くんが演じるウシジマとどう戦うかというプレッシャーもかけられましたね(笑)」と追い詰められる大変さを語った。

そうした中、本イベントに参加できなかったヒロイン未來(ミコ)役の大島優子さんからは、会場の皆さんと登壇キャストへの
コメントVTRが届き、なんとその中で「AKB48の歌と踊りで会場の皆さんを盛り上げてください、どうぞ!」という無茶ぶりが!

その直後、AKB48の代表曲『ヘビーローテーション』が大音量で始まると、主演の山田さんは「踊りだしたら次の回の上映できないけどいいの? 2時間は止まらないけど?」と真顔で確認。それを聞いたスタッフが慌てて音楽を急停止し、MCからの「ではまた次の機会に是非見せてください」というお願いに「はーい♪」と答え、超貴重映像は敢え無くおあずけとなってしまいました・・・。

 

登壇者:山田孝之、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、山口雅俊監督

山口雅俊監督
素晴らしいキャストと素敵なゲストとともに作り、こうして初日を迎えられて嬉しいです。「日本よ、これが映画だ」とか言われてしまうくらい元気のない日本の映画界ですが、これからの日本を代表する山田さんをはじめとする俳優陣を支える意味で作りました。何もかもが予定調和で終わる映画とは違い、ハードですが、生き抜く上での何かをつかんで帰っていただけたら嬉しいです。

山田孝之さん
ウシジマを演じるときは、これがウシジマだって提示せずに、ただそこにある異物という感じで演じました。自分を形成しているものは、違う人間を演じる上では要らないなと思います。この映画を自分と照らし合わせて、人生の参考になれば、やった甲斐があるなと思います。

林遣都さん
実は昨日、未來(ミコ)を演じた大島優子さんのAKB48の東京ドーム公演行ってきました。キレキレのダンスと、メンバーを引っ張る姿がカッコ良かったです。推しメンも探しました。(笑)

崎本大海さん
ドラマに引き続き皆さんと共演できてうれしいです。それに初共演の林さんからは良い刺激を受けました。
ラストシーンで木に林君を縛るときは「痛くない?大丈夫?タオルはさんでるから大丈夫だよ。」という感じで心地よく縛られてもらおうと必死でした。(林さん「心地よかったです。」)よかったです!

やべきょうすけさん
ドラマの撮影中に原作の連載でウシジマと柄崎が同い年の25歳と知って、「え!?」という感じでした。生きることに貪欲なキャラクターがたくさん出てくる本作ですが、キャスト・スタッフで一番貪欲なのは監督でしょうか。ドラマ化に続き映画化までして、キャスティングやいろいろなことに細部までこだわって、僕等はそこに向かって一つになれました。

 

どこにでもいる若者たちのどこにでもある欲望。
しかし彼らが最悪にツイてなかったのはウシジマに出会ってしまったこと。
映画でしか表現できない究極に危険なサバイバル・エンタテイメントが本日、参上!!!
お前のその目で、確かめろ!!!